生理中の貧血対策!食事や生活習慣を見直そう*

生理・生理痛

貧血とは、血液中のヘモグロビンの量が低下することによって、全身の組織へ酸素が行き届かなくなっておこる息切れや立ちくらみ、だるさなどの様々な不快症状です。
圧倒的に女性に多いのは、生理による出血が関係しているからといえます。
鉄分の摂取などでも改善できますが、中には子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が原因の
場合もあります。
自分の体と向き合って、生理と貧血の関係性を知り、予防と改善に心がけ、健やかな日々を送りましょう。

■貧血の症状は?

貧血は女性に多く、その割合は10人に1人とも言われていますが、男性にももちろん貧血は発症します。
その症状は階段や坂道を登ると息切れや動悸がする、疲れやすい、だるい、頭が重い、立ちくらみがする、めまいがする、顔色が悪い、などです。
その他にも爪がもろく割れやすかったり、口の端が切れやすかったり、足がむくむなどの症状が表れることもあります。

・女性に貧血が多いのは、生理のせい?
生理には個人差があって、やはり失われる血液が多いほど、貧血になる確率が高くなります。貧血がひどい場合は、立ってられなくなります。

■貧血の原因

女性の場合、貧血の原因が生理と関係していることが多く、特に生理痛がきつかったり、
量が多い場合は、子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が疑われます。

・子宮筋腫
子宮にできる良性の腫瘍で、30~40歳代の女性に多く発症します。
症状は、筋腫の発生する場所や大きさにもよりますが、生理痛が強くなったり、量が多くなったりします。
筋腫が大きくなるにつれ、頻尿や便秘などがおこることもあり、顔色も悪くなり、様々な貧血症状が表れます。
原因は、女性ホルモンの働きと関係があり、治療方法は、筋腫の大きさや症状によって違ってきます。

・子宮内膜症
子宮内膜の組織が、卵巣や卵管など子宮内腔以外のところに発生し、増殖する病気です。
症状は、生理痛、下腹部痛、腰痛などですが、原因は明確には解明されていません。
治療はホルモン療法や手術など症状によって違ってきます。

・その他の貧血の原因について
ダイエットで無理な減量をしたり、バランスの悪い食事をしていると、貧血を引き起こすことがあります。
その他にも、胃腸に障害があると鉄やビタミンなどの栄養を吸収することができず、貧血になってしまいます。
貧血を起こす主な疾患は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなど消化器の疾患や痔核(イボ痔)などです。

■貧血の種類について

ヘモグロビンは、赤血球の中にある成分の1つで、鉄分が主要な成分です。 
一般的に貧血になると疲れや動悸、息切れ、頭痛、目まいなどの症状が現れますが、貧血になっていても、自覚症状がわかりにくい場合もあります。
また、貧血にも様々な種類があるので、症状や原因を知っておきましょう。

・鉄欠乏性貧血
貧血のうち60~80%を占めるのが「鉄欠乏性貧血」です。
貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが不足することで起きますが、緩やかに進行するため、見過ごされることが多く、目まいや動悸など体に不調が表れて貧血に気づきます。
原因の多くが生理による出血で、治療は食事の改善や鉄剤の服用です。

・溶血性貧血
赤血球は、作られてから120日ほどで寿命を迎えますが、まだ寿命に達しないうちに大量に破壊されてしまうことから貧血を起こします。
症状は、息切れなどの一般的な症状のほかに黄疸が見られます。
原因は、先天性または後天性の疾患で、赤血球を異物として破壊する抗体がつくられてしまう自己免疫性疾患のひとつです。
治療方法は、ステロイド剤の投与ほか、症状によっては手術を必要とする場合もあります。

・巨赤芽球性貧血
赤血球をつくるには鉄分だけでなく、葉酸やビタミンB12も必要です。
これらが不足すると、正常な赤血球ができず、貧血となってしまいます。
症状は、息切れやふらつきといった一般的な症状に加え、舌がピリピリしたり、足のしびれなどの症状がみられます。
治療方法は、葉酸の内服やビタミンB12の注射で改善されます。

・再生不良性貧血
骨髄で血液成分をつくる段階で異常があるために、赤血球、白血球、血小板が減って、貧血になりますが、ほとんどが原因不明です。
症状は、一般的な貧血の症状に加え、のどの痛みや鼻血、歯肉からの出血、手足に紫色のあざなどが見られます。
治療方法は、ステロイド剤やホルモン剤の投与などです。

■貧血の予防と解消法

・貧血の予防は、まず第一に食生活を見直すことです
肉類や魚などの動物性食品を毎食しっかり摂り、ファストフードを中心とした食生活をしているようなら見直しをはかりましょう。
鉄分を豊富に含むレバー、ひじき、煮干しなどや、血や肉をつくる肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品などのたんぱく質を意識して摂るようにしましょう。
また、鉄分の吸収を助けるビタミンCもしっかりと摂取しましょう。

・嗜好品を選ぶ
鉄分やビタミン、ミネラル不足が貧血の原因になりますが、おやつやデザートには、貧血の予防に効果があるプルーンやスモモなどがおすすめです。
また、コーヒーや紅茶に含まれているタンニンは鉄の吸収率を下げてしまうので、貧血の症状がある人は、食後に飲まないようにしましょう。
ローズティーは、血の巡りをよくする作用があるのでおすすめです。
また、生理中にチョコレートやチーズなどを食べると、成分のチラミンに子宮を収縮させる作用があるため、なるべく控えるようにしましょう。

・亜鉛とビタミン12の摂取
亜鉛を多く含む食材は、牡蠣、牛肉、ラム肉、豚レバーなどです。
ビタミン12を多く含む食材は、牛レバー、鶏レバー、サンマ、アサリ、シジミなどです。

*鉄製の鍋やフライパンを使うと、鉄分補給の助けになります。

まとめ

生理が原因で起こる貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血なので、日常の食事に鉄分や亜鉛などのミネラルを多く含んだ食事をとることで改善できますが、その他の貧血では治療が異なります。
食事で貧血が改善されない場合は、自分に合った治療を受けるためにも、適切な医療機関を受診しましょう。

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