今日からできる!生理前の肌荒れを防ぐ・改善する「4つのポイント」

吹き出物ができやすくなる、肌荒れがひどくなる…など、生理前の肌荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
生理前は、黄体ホルモンの影響により肌トラブルが増えます。このような肌トラブルは、体の中で起こっているホルモンバランスの変化が原因の1つでもあるので、表面からのケアだけではなかなかよくなりません。
スキンケアだけでなく、生活習慣もあわせて見直していきましょう!
生理前の肌荒れの症状
- 吹き出物ができやすくなる
- フェイスランを中心にニキビができやすくなる
- 肌が乾燥して痒くなる
- むくみがひどくなる
また、肌が敏感になりかぶれやすくなったりもします。肌のハリが失われ、クマができやすくなったり、肌がくすんだりすることも。
20~30代女性の7割以上の方が生理前に肌荒れを感じるとのデータもあるようです。
生理とホルモンバランスの関係を知って対策していきたいですね。
生理とホルモンバランスの関係
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2つの種類があります。どちらも卵巣から分泌されており、この2つによって、女性の体のリズムが作り出されています。
この分泌のバランスがホルモンバランスと呼ばれており、バランスが規則正しく分泌されることで、生理周期が整い、女性の体のリズムを作り出します。
[aside type=”normal”] エストロゲンとプロゲステロンについて
エストロゲン…子宮内膜を厚くする働きがあり妊娠の準備をする機能があります。
プロゲステロン…子宮内膜に受精卵が着床しやすくなるように働き、妊娠の継続をする働きがあります。 [/aside]
上記の2つホルモンのおかげで、子宮内膜が厚くなり、排卵されます。生理は妊娠しなかった場合、子宮内膜が剥がれ落ちるために起こります。
生理前に肌荒れしやすくなる理由
生理前の肌荒れの大きな原因はプロゲステロンが多量に分泌されるため引き起こされます。
プロゲステロンは、生理サイクルや妊娠を司るホルモンで、生理前に分泌されます。プロゲステロンは受精卵の着床をサポートして、妊娠の継続を助ける働きがあります。
しかし、一方で妊娠に備えるため、骨盤内に血液を貯めようとする働きのため、血行が悪くなります。また、体に栄養や水分を備えるため、むくんだり太りやすくなったりします。
プロゲステロンは皮脂を過剰分泌する傾向もあるため、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまいます。プロゲステロンの働きにより、肌荒れを起こしやすくなります。ただし、妊娠するためには欠かせないホルモンなのです。
生理後にはエストロゲンが分泌されますが、血流をよくしたり、コラーゲンを増やしてくれるため、肌に潤いやハリを出します。
この2つのホルモンバランスが乱れると、生理前に体調を崩したり、肌荒れを引き起こしやすくなります。
生理前に気分がひどく落ち込んだり、体調を崩したり、むくみがひどくなったり、月経前症候群(PMS)も原因ははっきりとは分かっておりませんが、ホルモンバランスの急激な変化が原因の一つと言われています。
生理前の肌荒れを防ぐ・改善する「4つのポイント」
普段より規則正しい生活を心がける
ホルモンバランスはストレスや疲労などで崩れやすくなります。日頃から、睡眠をしっかりとり、疲労やストレスをためにくい生活を心がけましょう。
ストレスを溜めない
精神的なストレスもホルモンバランスを崩す1つの原因と言われています。特に生理前は無理をせず、気分が良い状態を作れるように心がけましょう。
ストレスを溜めないためにリラックスできるマッサージもおすすめです。湯船などで足を暖めながら、心臓から一番離れている足指からゆっくりマッサージしてみてください。 この時好みのアロマなどの香りを嗅ぎながら深い深呼吸と同時にマッサージるとより気もまぎれると思います。
「生理痛がつらい日のリラックス方法5選」の記事では、リラックスに効果的なマッサージ法を紹介しているので、ぜひ実践してみてください!
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バランスのいい食事
ホルモンバランスは食生活の乱れでも、崩れやすくなります。栄養バランスにも気をつけましょう。
特にビタミンA、ビタミンCはお肌のハリやツヤの元になるため、積極的に取りましょう。
また、お肌の生まれ変わりを促すミネラルも積極的に取りましょう。
[aside type=”boader”] ビタミンAが多い食材
レバー、にんじん、小松菜、かぼちゃなど
ビタミンCが多い食材
イチゴ、レモン、キャベツ、ブロッコリーなど
ミネラルが多い食材
海藻類、キノコ類など[/aside]
これらの食材を中心にバランスよく取りましょう。
プロゲステロンの影響により、食欲が増加しますが、糖分・油分などは肌荒れの原因になるので、できるだけ摂取を控えたいですね。
体を温める
生理前は血行が悪くなりがちなので、体を温めて血行を促すことが重要です。
暖かい飲み物をとる、軽い運動(ストレッチや軽いヨガ)、入浴などが効果的です。
適度な運動は、血行不良を改善し、肌の新陳代謝も促進させ、肌のくすみや冷え性を改善しやすくなります。生理前は特にヨガがおすすめです。ヨガは血流を改善するだけではなく、自律神経を安定させる働きもあります。
また、シャワーだけで済ませず、湯船に入り、体を温めることもおすすめです。お気に入りの入浴剤やアロマオイルを入れるとリラックス効果もあります。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
生理前の肌荒れを防ぐ・改善する「4つのポイント」はいかがでしたでしょうか?
生理前は肌荒れの症状だけでなく、生理前は精神的にも不安定になったり体調を崩したりしやすくなる傾向にあります。規則正しい生活や、手に入りやすい食材、軽い運動などで改善していきたいですね。
2つのホルモンの働きを味方につけて、生理前の肌荒れを改善・防ぐために「4つのポイント」をぜひ実践してみてください。