生理痛の主な症状
腹痛
生理が始まって数日間、お腹の下のほうがぎゅーっと締め付けられるように痛みます。
これは生理に伴って起こる便秘やお腹の張り、胃痛などが原因となリます。特に生理が始まって1〜2日間で感じる方が多いようです。
頭痛
生理が始まると起こる頭痛、これはエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が影響しています。
女性は生理周期によってエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が大きく増減します。エストロゲンの分泌は排卵前にピークになり、排卵後に急減。再び排卵後に増え、生理前に減少します。このエストロゲンの急減に伴い、セロトニンという脳内物質も減少する事で、脳内の血管が拡張し、頭痛が起きると言われています。
このように、生理期間と頭痛は深く関係していますが、生理との関連性に気づかない人も多いようです。
発熱
これは、黄体ホルモン(プロゲステロン)によって、基礎体温が上がるためです。または、下腹部痛や頭痛を伴う月経困難症も原因として考えられます。
腰痛
生理中に血行不良が生じ、骨盤周辺の血流が悪くなると腰に重さやだるさを感じる場合があります。また、生理の際の子宮の収縮や骨盤の変化が過剰に起こると、腰痛につながりやすいです。
PMS(月経前症候群)
ささいなことにイライラしたり、怒りっぽくなったり、集中力がなくなるといった精神的な症状や、めまい、吐き気、頭痛、腰痛、下腹部の張りや痛み、便秘や下痢、肌荒れや、乳房の痛みなど人によって様々な症状が起こります。
生理痛がつらい日のリラックス方法5選
マッサージ

湯船などで足を暖めながら、心臓から一番離れている足指からゆっくりマッサージしてみてください。 この時リラックスできる好みのアロマなどの香りを嗅ぎながら深い深呼吸と同時にマッサージるとより気もまぎれると思います。
また、マッサージする場所は指の付け根足首、ひざ裏、ひざ近くのうちもも、股の付け根とリンパの流れをよくしてあげてください。 足先から温まることで体全身が温まって症状を緩和してくれます。
ヨガ

ヨガには息をゆっくり鼻から吸って鼻から吐く呼吸法があります。意識を呼吸に集中することで心を落ち着かせてくれる リラックス効果があります。
最近では動画サイトに解説付きで教えてくれるヨガも多くあり、ヨガのポーズの中には生理痛に良いとされるポーズもいくつもあるんです。 ここでは、一つ赤ちゃんのポーズを紹介したいと思います。
赤ちゃんのポーズ
①仰向けに寝た状態で膝を抱え込んでお腹に膝を寄せていきます。
②次にそのポーズを両腕で膝を抱くようにしてお腹に近ずけて行きます。
※この時も呼吸はゆっくりと鼻から吸って鼻から吐きます。
血行を良くして体を中から温め症状を緩和してくれます。
生理痛は運動不足や骨盤に体のゆがみによっても痛みが引き起こされてしまうので、ヨガをすることは対策にも非常に効果的です。
腹部を温める

生理痛が辛すぎてもう何もしたくない、出来ない、そんな時はとにかく腹部を暖めてください。 カイロなど張った腹巻や湯たんぽ、温かい飲み物がオススメです。
冷えは生理時の痛みを悪化させるということが医学的にも言われていますので、体を温めることはとても重要です。
また、心地良い温かさは精神的にも落ち着かせる効果があるので、生理痛が辛いときは積極的に体を温めてみましょう。
生理痛を緩和してくれる食材を使った料理
血行を良くしてくれる食材や、ビタミンA、B2、C、E、の多く含んだ食材を使うことで生理痛を緩和できます。
【材料】
ニンジン、ほうれん草、玉ねぎ、ニンニク、ショウガ…適量
卵…2個
醤油…大2
みりん…大1
調理酒…大1
カツオだし…適量
オリーブオイル…適量
ニンジンには体を温めてくれる効果とビタミンA、β-カロテン、食物繊維が多く生理での肌荒れも対策出来ます。
ほうれん草は鉄分が多く含まれているので、血液を補って血行をよくしてくれたり貧血なども防いでくれます。
玉ねぎ、ニンニク、は血液循環を促して痛みを和らげてくれます。 ショウガは体を芯から温めてくれる効果があります。
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【作り方】
①すりおろしたニンニク、ショウガをフライパンで炒めます。そこに少量のオリーブオイルをたらし、弱火で軽く香りを出します。
②食べやすい大きさに切ったニンジン、ほうれん草、玉ねぎ、を入れて中火にして150ccを入れて蓋をします。
③野菜がやわらかくなったら醤油大さじ2、みりん大さじ1、調理酒大さじ1、カツオだしを入れて卵でとじます。
④溶き卵を入れたらすぐ弱火にして蓋をし、少し卵が白くなったらあとは火を止めて余熱で炒めます。
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フルーツを食べる

血流を良くしてくれる果物でリラックスしましょう。
果物の中でも特にグレープフルーツの香りは、リラックス効果だけでなく、嗅ぐだけで脂肪が分解されるという働きもあります。薄皮には、神経を安定させ血行を促進してくれるリモネンも含まれています。
グレープフルーツを買いにくい!という方は、糖類が入っていない果汁100%ジュースがおすすめです。生のグレープフルーツより栄養価は劣りますが、コンビニでも手軽に手に入るため試しやすくていいかもしれません。
自分に合った方法で生理痛を軽減!
生理痛を和らげるためには、日ごろから適度な運動で体のゆがみをなくしバランスの良い食事で体調管理を整え日々対策をしておくことが何より大切です。
冷たい物の飲みすぎなどを避けてまずは食生活から見直してみてはいかがでしょうか?
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